雍也第六03|未だ学を好む者を聞かざるなり

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雍也第六|03|基本情報

まずは基本の文から。
原文 ⇒ 読み下し文 ⇒ 現代語訳 の順です。

原文

哀公問、弟子孰爲好學、孔子對曰、有顔回者好學、不遷怒、不貳過、不幸短命死矣、今也則亡、未聞好學者也

論語 雍也第六その3

読み下し文

読み下し文

哀公あいこうう、弟子ていしたれがくこのむとす。

こうこたえていわく、顔回がんかいなるものりて、がくこのみたり。

いかりをうつさず、あやまちをふたたびせず。こう短命たんめいにしてせり。

いますなわし。いまがくこのものかざるなり。

現代語訳

現代語訳

哀公が尋ねました「門人で誰が学問好きでしょうか?」

孔子先生が答えました「顔回というものが学問好きでした。

怒りにまかせず、過ちをくりかえさない。不幸にして短命で亡くなりました。

顔回なきあと、学問好きは未だに聞いたことがありません。」

解説と意訳

もう少し分かりやすくならない?

語句解説

解説
  • 哀公:魯の国の君主

分かりやすい訳

哀公が孔子先生に尋ねました「門人のなかで誰が一番学問が好きでしょうか?」

孔子先生が答えました「顔回というものがいまして、彼はとても学問が好きでした。

腹を立てて八つ当たりなどせず、同じ過ちを二度とはくりかえさない、そういう人物です。

しかし、不幸にして短命で亡くなりもうこの世にはおりません。

顔回亡きあとは、ほんとうの学問好きは見たことも聞いたこともありません。」

分類

誰の言葉?

孔子

重要度

2 out of 5 stars

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